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    新人証券マンの主張

    最終更新: 2019年8月4日

    大手証券会社で十数年の勤務経験【リテール/投資銀行/事業法人/IR部門】から、

    投資家と金融機関の付き合い方について、参考になればと思い記事を書いています。


    新人証券マンの主張

    私は証券会社で勤めた中で、新人のインストラクターを行いました。



    何名かインストラクターをさせてもらいましたので、色んなタイプの人間がいました。

    皆優秀な人材でしたが、その中で一人の言葉が忘れられないので紹介します。



    「今は相場が悪くなりそうなので、販売しません」



    これは新人の朝倉君(仮称)が言った言葉です。

    投資家からすれば、休むも相場で至極全うな言葉だと思います。



    相場が悪くなりそうだったら、底まで待ってから買えばよいのです。

    普通の事です。



    しかし証券会社でこんな事を口走ろうものならぶっ飛ばされます。

    幸いに、自分にも他人にも甘い私はこんな事では怒りません。

    しかし、彼にはこう説明しました。



    「証券会社は顧客から頂く手数料で成立っている。

    当然顧客を損させたら元も子もないが、じゃあいつまで待つの?

    その時が来たらやっぱりまだ下がりそうだから販売しないって事にならない?

    なんなら下がると思うなら今から空売り提案しようよ」



    彼は何か言い返したそうでしたが、これでこの話は終わりました。

    彼はその後、営業成績がなかなか上がらず苦戦していました。

    オールドスクールな先輩証券マンはこう言います。



    「今日も買い、明日も買い、あさっても毎日買い」



    どんな相場であろうが、毎日毎日相場を語り、顧客に販売することができる営業マン、これこそが優秀な営業マンなのです。

    確かに相場観なんてあてになりません、偉い人たちが年始の株価予想をことごとく外しています。



    また、ここまで下がったら買うと言う人達が、そこまで下がったらまだ下がるんじゃないかと思い、結局いつまでたっても買わない事を良く知っています。



    それであれば毎日が買い時なのです。



    証券会社では相場を当てる人が偉いのではなく、どんな環境でも相場から逃げずに顧客から手数料を頂く営業マンが偉いのです。



    新人の朝倉君は他の新人より、相場を勉強していました。

    だからこそ出た言葉なのです。

    朝倉君は顧客本意の営業活動をしたかっただけなのです。



    本来であれば、このような営業マンと長く付き合いたいですね。


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